REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2023-03-01-WED

#26 エンタメ・グリズリー

スタイリッシュで大柄なクマのような体躯を揺らしながら、そして熊鈴をチャリンチャリンと響かせながら、オトコはゆっくりとオフィスを闊歩する。その熊鈴の音色は、エンターテイメント開幕のサイン。

イケダさんは恒星だ。自ら光を発して周りを照らすことができるエンターテイナーの彼は、オンとオフの境目が見えない圧倒的なその活動量と、仕事か冗談か見分けがつかない抱腹絶倒の話術を武器に、周囲の空気を変えることができる本当に稀有な存在だ。
熊鈴の音はあっちにいったり、こっちにいったり。そこかしこで笑いがおこっているサマは、たくさんのテーブルでおひねりをもらうディナーショーのベテラン歌手。

そんなイケダさんなので、大きな会社のお偉いさんにも、フラっと入った飲み屋の店員さんへも、向き合い方は変わらない。笑わせるか、笑わせられないか ― 絶対に負けられない戦いがそこにあるとでもいうのか?ともあれ、相手が誰でも自分のスタイルを変えずにあっという間に友達になってしまうそのコミュニケーションスタイルで、社内外のネットワークの広さは尋常ではない。
でもそれは繊細で絶妙な間合いの取り方と、大胆なアプローチがなせるわざ。そしてそれはいつの間にか「イケダさんにしかできないシゴトや、彼しか繋がれない人脈」になっていく。

時には自分がピエロになっても周りを喜ばそうとすること ― 彼はそのリスクはまったく厭わない。とりあえず海底を掘ってみないと石油は出ないし、物語を作ってみないと大ヒット映画は生まれない。宝くじを買わないヒトは、一生当たることはないのだ。
いろいろな可能性に賭け、沢山動いてみてもうまくいくとは限らないし、あれこれと失敗を揶揄される世知辛い世の中になっているのも確かなこと。見渡せばリスクばかりの世界だけど、そこを楽しめるかどうかに、そのヒトの器と態度が表れているのだ。
目の前のイベントや活動を“何でも自分が楽しめる”こと、それは才能だ。そしてイケダさんは、足踏みをしている周りの人間たちを笑いで勇気づけている。

グローバルで活躍するイケダさんの芸名、もといビジネスネームは“アレックス”。その意味は守護者。
うろうろと散策しながら周りを照らし笑顔を届け続ける冬眠しない熊のようなイケダさん。
エンタメの鈴はずっと軽やかに響いている。