076　田名網敬一　記憶の冒険

こちらの展示をご覧になることなく88歳の生涯を閉じられたという田名網さん。
絵画や切り貼りコラージュ、立体作品からアニメーションまで、圧倒的な質量でサイケデリックなエナジーあふれ出る作品が並び、まさに圧倒されました。
通底していたのは、アメリカ文化への憧憬とともに、戦争を経験しての反戦へのメッセージでした。

【ハラオチ】
最近はテクノロジーを駆使した映像表現などで“没入感”を演出する展示も多くありますが、これだけの色彩感と作品ボリュームがあれば、小細工は全く必要ありませんね。

【ヒザウチ】
展示最終セクションのインタビュー映像を見ると、作風とは真逆の受け答え。深く冷静に内省して、自身の創作活動についても客観的に評価する物言いに、超一流のアーチストの複眼的な視座を感じました。

【コレイチ】
超一流が超一流を模写して共鳴しているサマ