REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2024-08-18-SUN

#34 キレキレ・キラキラ二重奏

さまざまな場所で“能力と人柄の両方で輝いている”のは、女性のほうが多い気がする。このご時世に男女の違いをアレコレというのはナンだけれども、男性はまぁちょっとバランスが悪いケースが多そうだ(当社調べ)。

同じ前職の会社で、お隣のグループのリーダーとしてピカピカに輝いていたノキタさん。ご一緒する機会は殆どなかったけれど、その“しなやかな天才ぶり”は社内に鳴り響いていたし、遠目に見ていても、その爽やかで涼し気なオーラがキラキラしていた。そして夢と魔法の国のワリには中高年男性マネジメントが多かった中、彼女は数少ない女性のリーダーとして、多くのスタッフの憧れでもあった。

そんなノキタさんは、今でも沢山のシゴトを抱えながらも「がんに負けない社会」を目指すNPOを立上げて、事業をリードしている。その団体は「がんは地震や台風といった天災のようなものだし、誰もが同じようにきちんと正しく理解して、もしもの場合に備えよう」というのが活動の主旨のひとつ。

そして、その活動をお手伝いするご縁を頂き、天才が天災(のようなもの)に正面から向き合うサマを垣間見ているのだけど、そのスタイルは天才的リーダーシップで強烈にチームを引っ張る熱血キャプテンでもなく、天才的なひらめきアドリブ演奏で場を盛り上げるバンドリーダーといったタイプでもない。
今のノキタさんは、いたって自然体。常に人当たりもソフトで一見フツーなのだ。むしろ「私、そのあたり苦手なんだよね~。お願いしてもよい?」とサラっと朗らかに周りのメンバーに助けを求め、プロジェクトを広く楽しく回していく。
きっと何でも自分でやってしまったほうが上手に&早くできるだろうに、ヒトとヒトを繋いで仲間を増やしチームを長く継続させるツボを知っているのだ。おそらくグルグルと高速回転しているキレキレ脳内回路は、ニコニコとキラキラの下に隠されて我々凡人には想像もつかないけれど、ノキタさんがいろいろと考えてくれていれば大丈夫という安心感を与えてくれる。
そんなキレキレでキラキラなノキタさんのもとに多くのヒトが集まってくるのは自然な流れで、きっとこれからも事業はしっかりと根付いていくだろう。

日本人は、2人に1人が生涯でがんになるという統計値があるそうだ(国立がん研究センター調べ)。
ノキタさんのようなキラキラ型天才が現れる確率は・・・、外れ値のため計測不能だ(当社調べ)。