REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2024-02-16-FRI

#33 義理と人情の猫姐さん

ネコは、《気まぐれで自由》だ。
飼い主の愛情を求めてすぐに媚びの大安売りをしまう我々ワンコ目線でみると、そのネコの“凛としたマイペースさ”はまぶしいほど。
そして、ネコは《力強くてしなやか》だ。
ピカソやダリなど多くのアーティストが猫派であるように、その“体幹の強さと予想できない身のこなし”は、創造的な何かを刺激するし、アイデアやらクリエイティビティなどとも相性が良さそうだ。

ヤナカさん ― 前職からお世話になっているネコ型ロボット。違う、こよなくネコを愛する“仕事人”。
困った時はネコ型ロボットに頼るのび太のように、ここまで多くのプロジェクトで仕事人ヤナカさんに助けて頂いた。いや、実は今も助けてもらっている。
ブラブラと便利屋を開業し好奇心だけで犬猫福祉団体の広報活動などのお手伝いを始めてみると、まぁ分からないことばかり。長年プロとしてPRの仕事に携わり、さらにネコ好きのヤナカさんにのび太のようにすぐに泣きついたのだ。我ながら“不便な便利屋”の真骨頂!手伝いに行っているのに、さらにお手伝いを召喚するアリサマ。しかも借りるのは猫の手でなくてプロの手!
しかし実際に保護猫も飼っているヤナカさんは、オロオロする戌年の自分を保護するように、保護犬・保護猫を支援する団体を快く支援し始めてくれた。保護やら支援やらがややこしいけど全て実話。全米が泣くほどのBased on true story.

そんなヤナカさんのスゴイところは、その馬力。ネコに例えているのに“馬力”。しかしCatnapとはよく言ったもので、ホントにいつ寝てるの?という感じで、昼夜を問わずに圧倒的な質量のシゴトをこなしていく。
そして、湧き出るアイデアとソリューション。彼女の四次元ポケットから出てくる魔法の道具で、のび太もスネ夫もジャイアンもみんなが助けてもらっているのだ。

日本では“100万回生きる”という説もあるけれど、西洋には“Cats have nine lives.”という言葉がある。ネコは9回の人生(猫生?)のうち、3回は遊び、3回は放浪し、3回は人間と一緒にいるらしい。
「今世は困っているヒトたちを助けてやろう」 ― ネコ顔のヤナカさんはそう言っているようだ。