REPORT
書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。
2022-01-03-MON
#2:優しさビッグサンダーマウンテン
優しいオトコは決して多弁ではない。
むしろ口数が少なすぎて、感情や考えていることが他のヒトには伝わりづらいくらいだ。
優しいオトコは決して捨てない。
誰のことも見捨てないし、何も捨てない。結果的に彼を慕うヒトが集い、情報もモノも溜まっていくのだ。
ハタノさん ―― “寡黙で捨てない優しいオトコ”。
いつも心の中にはたぎる熱い思いがあり、少しお酒が進むと魅惑の低音ボイスで氣志團を熱唱されたりはするものの、普段は口数の少ない現代の健さん。そう、高倉健さんのような渋みあふれるダンディな佇まいの先輩だ。
ちなみに捨てないオトコのデスクは終盤のテトリスのよう。書籍や資料が地層のように積まれまくっており、その谷間で黙々とシゴトをしている姿からは昭和の文豪感がたちのぼる。んが、雪崩式ブレーンバスターが炸裂寸前でドキドキだ。
そしてハタノさんの優しさはエンタメコンテンツにも向けられる。どんな作品に対しても彼は決してネガティブなことは言わずに、良い部分に光を当てて紹介をしてくれるのだ。作品愛あふれるその優しい口ぶりのオススメで、いったい何本の映画やドラマを鑑賞したことか。
ちなみに寡言なオトコは、実はその作品を見ていなかったりすることは口にしない。
「え、ハタさん、ホントはアレ見てなかったんスか?」
でもこちらも実は作品を見ることより、愛情と情報たっぷりのハタノさんのお話を聞くほうが好きだったりするので全然かまわないのだ。