REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2023-01-01-SUN

29:看護犬おりん

先月12月中盤、気が緩んだワケではないのだけど、あっさりコロナに罹ってしまった。
日曜の夕方過ぎから悪寒が始まり、その夜には39.9℃を記録。家にあった簡易検査キットでは陰性との結果であったが、そこはさすがに受験生を抱える我が家人。自分は四畳半の畳部屋にしっかりと隔離された。

果たして翌日月曜午前には、発熱外来でやはり陽性が判明。
強烈にヒリつくノドの痛みと高熱のまま、本格的な四畳半暮らしが始まった。とはいえ水曜日の夜には快方に向かって行ったので、伏せっていたのは正味3日間なのだけど。

そしてその間、りん坊はずっと付きっ切りで看病をしてくれたのだ。その治療方針は“温め療法”。 ― そう、湯たんぽならぬ“犬たんぽ”。
特に寒気が止まらなかった月曜夜から火曜の朝方にかけての献身的な振る舞いは、まさに忠犬りん。銅像を建てて待ち合わせ場所にしたいくらい。
何枚布団を重ねても震えが止まらないところに、犬たんぽ・りんは、布団の中に侵入しお腹のあたりに丸まってくれた。「あったかいんだからぁ」っていう歌があったけど、まさにアレ。

そして数時間の短い睡眠と半覚醒を繰り返す最中、ふと目を開けると同じように布団から顔だけ出して、こちらをジっと心配そうに見ているりん坊。ナニコレ?ちょっと泣ける。
また君に恋してる いままでよりも深く まだ君を好きになれる 心から

「りん坊も水を飲んできな」と、こちらの水分補給時に声をかけると、トコトコと襖の狭い隙間から出て行って、リビングで水を飲んですぐに帰ってくる。そんな時間を繰り返しながら、コロナはヒトから犬に移らないの?ということを家人も自分も心配になるくらい、ベッタリ看病は72時間に渡って続いた。
こちらの回復とともに、看病疲れをしたのか、りん坊の毛ヅヤは心なしか悪くなった気がする。全身から”気“をつかってくれたのだろう。ありがとう。今度は逆にこちらが元気を与えるようにしないと。。。

2022年はいろいろな意味で健康を考える一年だった。
そして2023年、りん坊と家族の健康をさらに整え、豊かにする年にしよう!
本年もよろしくお願いします。