REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2024-10-13-SUN

075 ベル・エポック―美しき時代

“フランスの敷居の高さ”は、いったい何だろう?
この展示のポスターを見た時から少し距離感を感じていたのだけど、時間的にも場所的にもアポとアポの間に「ご覧あそばせ」的にツンと待ち構えられたので、ぶらぶらGO。
ビル4階にあるパナソニック汐留美術館は、図らずもフランス芸術の敷居の高さとシンクロしたのでした。

【ハラオチ】
展示されている作品のモチーフやタッチ、アングルなどが、総じて何というか“劇場的”でした。みんなが人生劇場の一幕を演じている感じというか、切り取られ鑑賞される目線を意識している“役者感”というか。

【ヒザウチ】
Belle Epoque ― 19世紀末から第一次大戦(1914)あたりまで、パリの芸術が華やかだった時代を指すとのこと。フランス・パリという舞台での物語においては、ひとつのクライマックスだったのでしょう。
そんなステージで演者とカメラマンとが粋なやり取りをしている風情が、凡人の自分には遠い世界に映るのかもしれません。

【コレイチ】
ロートレックが伝説の歌手・ブリュアンを描いたポスター。ザ・洒脱!黒コートに赤いマフラーは凡人にはチト難しい!