REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2022-12-04-SUN

026 展覧会 岡本太郎

ずっと楽しみにしていた大規模回顧展。
沢山の絵画も素晴らしかったのですが、その“爆発ぶり”は立体アートでさらに真価を見せる気がしました。

【ハラオチ】
彼が提唱していた『対極主義』とは、安易な調和(≒妥協)を避けて、異なる二つの要素の矛盾や違和感、緊張感をそのまま並置しながら圧倒的な鑑賞作品として成立させること。
ナルホド、新しくて古い、抽象的でありフォトジェニック、荒々しくて優しい ― 多くの作品でそんな両極を感じることができました。

【ヒザウチ】
内なる自分に潜る創作活動の一方、多くの作品をパブリックアートにして大衆化することにもこだわりを持っていた岡本さん。最高にエキセントリックでありながらも、至高のエンターテイナーであった彼こそが、その思想をシンボリックに具現化した存在だったのでしょう。
「芸術は爆発だ」まさに。

【コレイチ】
墓標にもしているという《午後の日》。
表情の解釈もいろいろあると思いますが、個人的には茶目っ気たっぷり機嫌良さげに見えました。