REPORT
書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。
2022-04-23-SAT
012 草間彌生美術館
ぶらぶら行脚が心地よくハマるのは、ちょっとした時間の余白ができた時。
通いなれた病院の近くにあるのは知っていたこの美術館でしたが、ようやく訪問の機会が訪れました。
住宅街にポツンと佇むこの施設ですが、多くの外国の方も見えていました。さすが巨匠。
【ハラオチ】
草間さんのトレードマークである水玉模様には昔から一種の強迫観念的なものを感じていましたが、来館時のガイドを読んでみると、やはり幼いころから彼女にしか見えないものがあったんですね。
ミュージアムの世界観に足を踏み入れ、作品や作家としっかりと向き合うことは、新たな見識を得たりナゾが解けたりする体験だったりします。
【ヒザウチ】
アーチストが《表現せずにはいられない内側からの衝動》には、恐怖や孤独からの逃走(闘争)といったものもあるのでしょう。
でも時と場合によって、自分のコンディションによって、または何かを知ったり気付いてしまったことにより、それが真に迫る作品として自分の前に現れます。
【コレイチ】
I’m Here, but Nothing: 部屋に入って体感する没入型の作品です。
草間さんにしか見えていなかった、自身の存在感覚が揺らぐ世界を垣間見ることができます。