REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2022-11-01-TUE

25:アンモナイト

気づけばもう冬がそこに来ている。
夏は暑がり、冬は寒がりのワガママボディのりん坊としても人肌が恋しくなる季節の到来だ。
比較的ヒンヤリするフローリングの床をもとめて、あちこちを彷徨っていた夏が懐かしい。
ソファや自分の座布団を居場所とする短い秋の期間を通りすぎて、いよいよさらなる暖をもとめて、ヒトにペタつき始める季節がやってくる。

もちろんこの後はエアコンやらもフル稼働なのだけど、りん坊が落ち着くのはリモートワーク父ちゃんのヒザの上。こちらのことを冬の座布団の一種として見なしている可能性は否めないものの、こちらも「りん坊暖房(リンボーダンボー)」てな感じで、ヒザ上の天然毛布として有効活用しているのでお互い様で、Win-Win Winterなのだ。

こちらがイスに座ってポチポチとPCを叩き始めると、りん坊はどこからともなく現れる。前足をかけ、後ろ足立ちになって「スミマセン、シングルの部屋は空いていますか?」と上目遣いで訴えかけてくる。
「お客様、お待たせいたしました。いつもの部屋をご用意しております」と抱え上げると、チップ代わりにこちらの鼻先を一回ペロリと舐めて、ヒザの上に収まっていく。

クルっと丸まるその姿はアンモナイト。左巻きだったり、右巻きだったり、人間が寝返りを打つように器用に行ったり来たりしながら、長い時は膝上ベッドに数時間滞在するのだ。
こちらは大腿筋でりん坊の寝息と心臓の鼓動を感じながら、オンライン会議をしたりシゴトをしたり駄文をしたためてみたり。というか、実はいまこの文章を書いているヒザの上にもりん坊が丸まっている。

いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を 今の気持ちのままで 見つめていること

渦を巻くアンモナイトは人生を好転させるシンボルらしい。