REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2022-07-11-MON

18:雨の高架下

雨。
町中をフラフラとルートを決めない散歩が大好きなりん坊にとっては、あまり望ましくない天気、雨。
朝と夕方の充分な歩行量・運動量を確保できずに、長雨の季節はりん坊も少しイライラしてしまう。

しかしそれでも我が家はまだありがたい環境にある。自宅から歩いて1〜2分のところに”高架下”があるのだ。上には電車が走っているその高架下は、およそ200mの距離といったところか。高架下を利用した自動車駐車場となっているその場所は、横殴りの雨の時はさすがに吹き込んでくるのだけど、それでもちょっとした《屋根付き散歩ルート》として活用できるのだ。

梅雨の季節、朝起きて外を見ると明らかに雨。そんな時は「あらら、りん坊、残念だけど今日も高架下だね〜」と、傘をさしていそいそとそちらに。

そこは銀座。雨の西麻布ならぬ雨の犬銀座。早朝6時の歩行者(犬)天国、さまざまなワンコが闊歩している。両サイドに車の駐車スペースがあり、道幅として5〜6mのその歩行可能エリアを、犬種、サイズ、色さまざまなワンコがベルトコンベアのように行き来しているのだ。そこを俯瞰してみると、きっと「ワンコの宝石箱や〜」という感じに違いない。

ワンコ同士がクンクンをはじめると、人間同士も少し話が始まる。すると中にはわざわざ車で4〜5分走ってこの場所に来ている方もいるとのこと。りん坊がウチに来るまで、家の近所のこの場所がこんなことになっているとは全く知らなかったけど、ワンコや飼い主たちにとっては実は貴重な場所だったのだ。

梅雨の季節、運動不足解消のため、ワンコたちはその道を何往復もする。
粛々と行き来するスポーツジムの両方通行のプールと少し違うのは、ワンコたちはすれ違うたびにクンクン、すれ違うたびにワンワン、すれ違うたびにカンガルーボクシングなど、お決まりのリアクションが発生することだ。何度も何度も。レイニーブルー、もう終わったはずなのに レイニーブルー、いつまで追いかけるの。

そんな人間とワンコの宴の様子を駐車場に並ぶ車の下でじっと丸まって見つめているのは、こちらも雨を避けているニャンコたち。
cats and dogs・・・、それは雨の日の高架下の風景。