REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2022-04-11-MON

12:異所性尿管

持病というか特徴というか、りん坊には“うっすら&ポツポツとおしっこが出てしまう”という症状がある。
ちゃんと名前もついており『異所性尿管』という、犬や猫にまれにあるものらしい。
具体的には、尿管が膀胱を経由せずに腎臓から尿道に直接繋がってしまっていて、おしっこが貯まる機能が半減しているのだ。
本来であればダムのような貯水機能を持つ膀胱への流し込みが半減しており、チョロチョロと湧き水的に川下に繋がっている感じかしらん。
りん坊の場合は、左右あるうち左側(だったかな?)の腎臓ルートが、そうなっている模様。その結果、チロチロとおしっこが漏れてしまうのだ。

「アレ、ひょっとして漏れてる?」と気づいてから、いくつかのお医者さんにも相談しつつ、その可能性は聞いていたのだけど、昨年の去勢手術の全身麻酔の際に造影剤を入れてレントゲン検査をして、ほぼそうだろうという診断がくだされた。あー、確かに左右違った”線”が伸びている、と写真を見てこちらも納得。

悩ましいのは手術をするか否かの判断。直接的に命にかかわる病気ではないようで、かつ手術の成功率(完全治癒率)も100%ではないとのこと。いっぽう、あまりケースも多くないオペのようで、かかりつけ医ではなく大きめの病院での精密な施術が必要らしい。小さな身体に負担をかける手術をどこまで強いて良いものか、家人ともだいぶ相談をした。
「老眼のあなたがそんなオペはできるワケないだろう」と指摘をされて断念したけど、一時は獣医になろうかと本気で大学を調べ始めた(実話)。

んで、手術はせずに様子を見る。というのが、当面の我が家の結論となった。
本当にこれで良いのか分からないけど、りん坊のお尻や尻尾を頻繁に洗ってあげて清潔感を保ちつつ、しっかりと朝晩の散歩にいって排尿機会をつくることが我々にできること。

You don’t have to worry, worry. 守ってあげる

こちらが在宅ワーク時、りん坊はずっと自分のヒザ(正確に言うと太もも)の上で休んでいる。そこでの長時間の昼寝を終えると、こちらのスウェットの足の付け根あたりには直径2cm大くらいのシミができていることもある。
いったい漏らしているのはどちらなの?という具合で家人は笑うのだが、そういう時に限って宅急便やら郵便局がやってきて、モジモジと内またで対応するハメになったりもする。
でも水分を吸い込まない床のうえで寝てしまって、尻尾や身体が汚れてしまうよりも、少しはりん坊的にも快適なはず。りん坊よ、父ちゃんをどんどんおしっこ吸収シートとして使っておくれ。