028　広重おじさん図譜

「いつか行こう」と思っていた太田記念美術館。
今回の展示テーマに釣られたおじさんが、おじさんを鑑賞しに行ってきました。

【ハラオチ】
『東海道五十三次』など、大パノラマや俯瞰遠景で描かれる風景画。
それらの作品の中で、景色の一部として小さく描かれている無名で無数のおじさんたちが拡大され、テーマごとに括られるという展示。
“おじさん”という呼び名も含めて、着眼点の妙というか、設定の勝利と言おうか･･･。

【ヒザウチ】
《木を見て森を見ず》とはよく言ったもので、今回館内では《おじさんを見て風景を見ず》という光景があちこちに。
特に、絵から50cmの距離で双眼鏡を手にして絵の中のおじさんを観察しているおじさんを観察せずにはいられないおじさんでした。

【コレイチ】
オジサン・オブ・ザ・イヤー：「聞いてないよ～」