006　ソール・スタインバーグ／シニカルな現実世界の変換の試み　＠ギンザ・グラフィック・ギャラリー　

うっすら名前を聞いたことがあるくらいのスタインバーグでしたが、ブラっと訪問。
スマートなオシャレ感や風刺性に目が行きつつも、実は自身の立ち位置や自意識が問われてくる気がする、そんな展示でした。

【ハラオチ】
ついつい、自分が世界の中心だと思って、愛を叫んじゃったりするのが人間の業。
神の目線でしょうが、そんな自分に対して客観性を維持するのは大切だよねぇとあらためてシミジミ。
でもきっと個々が俯瞰する目線の距離や高さによって、世界の平和レベルが決まるのでしょう。

【ヒザウチ】
情報量をそぎ落とすことで、観る者に想像の余白を作るという〈巧妙さ〉を感じました。
シュートコースをわざと空けられて、打たされている感じ？ちょっとニュアンス違うか？
今更ながら、アートって、アーチストと鑑賞者の共同作業なのかもしれません。

【コレイチ】
自分を大きく見せたり厳めしく見せたりしないこと！