REPORT

書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。

2025-02-07-FRI

084 メキシコへのまなざし 戦後日本とメキシコの美術交流

外出先からぶらり埼玉県立近代美術館。平日夕方の美術館はガラガラで、作品吸収度も上がります。
特に1950年代を中心に岡本太郎をはじめとして多くの日本人アーチストが、“色彩豊かで情緒あふれるメキシコ”に魅了されていたことを知りました。

【ハラオチ】
メキシコの「死者の日」の華やかさは日本のお盆の佇まいとはだいぶ異なりますが、メキシコの詩人、オクタビオ・パスは「歓喜は死とまじる」と書いているそうです。主語が「死」ではなく「歓喜」なところにミソがありそうです。

【ヒザウチ】
自身のメキシコ原体験は覆面レスラー、千の顔を持つ男ことミル・マスカラスです。
それまでのプロレスの作法を革命的に変えた立体感あふれる動きと、死と隣り合わせのようなその危険さに魅了された空中殺法は、メキシコで培われた文化によるものだと得心がいきました。

【コレイチ】
利根山光人の“メキシコ感”たっぷりの作品『VIVA MEXICO - エイゼンシュタインに捧ぐ』