REPORT
書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。
2024-06-14-FRI
066 宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO
御年92歳のイラスト界のスーパースター、宇野さんの展覧会です。過去最大規模とうたわれていましたが、まさに圧倒的な物量でした。そして会期末の会場は、時代を超えた宇野さんのお仕事ぶりを象徴するように、老若男女幅広い客層であふれておりました。
【ハラオチ】
企業もアーチストも宇野さんと組みたがるのはなぜか?宇野さんの耽美的な画風は一目して彼のものと分かるのに、それでいて広告製品だったりコンテンツ作品だったりという主題を邪魔せずに引き立たせるというアクロバティックさです。インタビュー映像などを見ていると、自身の美学やこだわりをことさらに主張せずに泰然自若とした佇まいでした。お人柄と作品がリンクしているのでしょう。
【ヒザウチ】
宇野さんの言葉として「考えれば、90歳にいたる長い時間を、この好きだから・・・・・・という気分で仕事をしてきたし、そんな気分で生きてきたような気がする。」とありました。
途切れることのない“好奇心”とアウトプットできる “技術”が、超絶レベルで両立している奇跡のベースは“気分”でした。ステキすぎます。
【コレイチ】
宇野さんの有名な画風とは異なるのですが、こういうのもあるのね~!という一作。