REPORT
書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。
2022-08-01-MON
19:イチャイチャ月曜日
コロナ禍以降すっかりリモートワークになってしまったオシゴト生活。
在宅勤務がベースになったことは、りん坊との暮らしにも大きな変化を与えた。おそらくこの2年半、りん坊が家でひとりきりの留守番をしたのは、累計4~5時間くらいではなかろうか。すごいね、こりゃ、まさに人間側が分離不安状態。ワンコではなく、まるで人間側が大きなケージに入ってリードもかけられているよう。
てな感じで、我々家族の“過保護ぶり”にも拍車がかかり、りん坊は朝から晩まで四六時中ヒザの上や足元にいるので、全く使わなくなった本物のワンコ用ケージは畳んでしまわれてしまった。
そんな中でも、一応「曜日感覚」はうっすらあるのは、土曜と日曜のおかげ。
家族が比較的リビングにいる状況が続く二日間 ― それはりん坊にとっては下僕が一斉に集う”祭り”である。家人、息子、自分の周りをそれぞれ気の向くままにウロウロして、遊びをせがみ、餌を求め、散歩を要求し、たまに甘噛みしたり本噛みしたりと一日中落ち着かないのである。そしてそのワチャワチャぶりはそのまま”睡眠不足”に直結する。そう、土日とは祭りの期間と同じ構造なのだ。
明けて月曜日。息子は学校やら予備校やらで家を出る。家人もこの日はパートで朝からオシゴト。山に芝刈りに行く必要のないリモートお爺は家でオシゴト、そう、りん坊とふたりきりの一日となる。
あぁ、祭りの後の静けさよ。一人だけでは座持ちしないオッサンだけでは、りん坊も土日の疲れを癒やすようにグースカと寝るしかないのだ。
うららかな日差しの中、ソファの横やデスクの足元でゆっくり眠るお犬様の神々しいことよ。この平穏で豊かで大切なものと一緒にいるという瞬間を感じることは、おそらくりん坊がいなければなかったはずだ。
仕事を放り出しワンコを見つめるオッサン。誰かRomantic 止めてRomantic 胸が 胸が苦しくなる ― キモイ。
横を向いて少し舌を出して手足を前方に差し出し、カタカナの“コの字”状に寝ているりん坊。その寝姿をこちらが眺めていると、以心伝心。りん坊もうっすらと目を開けて、コの字からアルファベットの“I”の字型に変形するのだ。そう、それはお腹を上に「さすれ~」のポジション。下からマウントポジションを取る武術の天才。
リモート会議中。ビデオと音声がオフになっていたとしたら、それは「お腹さすり」タイム。
りん坊の寝技に絡めとられていますが耳だけは参加していますので、どうかご勘弁を。