REPORT
書き物:いろいろ活動報告から雑感・妄想・昔話など。
2025-11-28-FRI
108 歌川広景 お笑い江戸名所
近辺での会議の前に少し早めに移動してブラリ。
太田記念美術館は、さまざまな浮世絵を楽しめるコンパクトな場所で、お気に入りの場所となっています。
今回、有名な広重の弟子で歌川広景という方がいたのも初めて知りましたが、毎度展示名の名付けがお上手です。広景は3年くらいの活動期間だったらしく、あまり知名度も高くないようですが、彼の代表作「江戸名所道戯尽」50作が公開されておりました。
【ハラオチ】
雪で転んだり、狐に化かされたり、野良犬に魚を盗まれたり、といった瞬間を切り取った数々のハプニング集は、やはり「“ベタなお笑い”が一番」を教えてくれます。
【ヒザウチ】
それらが作品として成り立っているのも、広重の著名な作品の構図をオマージュしたり、北斎漫画のデザインを引用したり、という「基本形の意識」があるからでした。
しっかりとした絵も描けるのに、少しの期間だけフザけた作品を残して去っていくというのも粋ですね。
【コレイチ】
江戸の冬、雪だるまの前で下駄の鼻緒が切れた男。夕食の鍋の魚とネギを雪だるまに置いて下駄を直しているところに、食材を狙う野良犬が・・・。江戸の笑いの奥深さ哉。